ゲームコレクター (その4) |
帰宅した厚目は、早速貰ったソフトの起動準備をした。 「これで心おきなくプレイに専念出来るぞ!まず最初は 『異生物戦士』から・・・。」 数十分プレイして厚目は驚いた。これまで厚目がプレイ したどのゲームよりも、この『異生物戦士』は優れた名 作だったのだ。 「こ、これは凄い!こんなゲームがあったなんて!!」 厚目は、時間を忘れてプレイに没頭した。コレクターと してのゲームライフが定着しつつあった厚目にとって、 こんな事は久しぶりであった。 暫くプレイしてすっかり満足した厚目は次のソフトを手 に取った。 「よ〜し、次は『交戦狂ピュアモルト』だ!噂によると こればバカゲーって事だけど・・・。」 厚目は少々不安げに起動した。しかしその不安も、プレ イして数分後には全て消えてしまった。バカゲーと言え ど、非常に丁寧に作り込まれたゲームだったのだ。 「バカゲーにもこんな名作があったんだ!!全然知らな かった!!」 厚目は、その後も喪黒から譲り受けたゲームを次々とプ レイしていった。驚いた事に、どれもこれも素晴らしい 作品ばかりであった。 「これ程の名作を、集める為だけに欲しがっていたなん て、今まで僕はなんて勿体ない事をしていたんだ!ゲー マーに復帰出来て本当によかった。これも全て喪黒さん のおかげだ!!」 厚目のゲームライフは、この上なく充実していた。
数日後、厚目は新作のDCソフトを購入しようと、ゲー |